フロム・アクロス・ザ・キッチン・テーブル
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「青春」ってがむしゃらなのだ! |
初めてこのアルバムを聴いたのが20年前。輸入盤のジャケットのザラついた紙の感触と、ジャラーンとかき鳴らされるギターの音、妙にこもった音の質感とが相まって、初めて出会ったにもかかわらず、なんとも懐かしいイメージを与えてくれたものだ。
そして、待望久しい“オリジナル仕様”での再発。ずいぶん前、輸入盤のCDを嬉々として購入した際、大好きなタイトル曲がパキパキのホーン・セクション主導のカラっとした元気なアレンジになっており(12inchバージョン?)、がっくりした記憶がある。今回の国内盤再発では、きっちりもとのバージョンに戻っていて、嬉しい!
ペイル・ファウンテンズといえば、一般にはファーストアルバムが名盤とされているが、僕は個人的にはこちらの2枚目の方が好き。もちろん1枚目の繊細で美しいアルバムには文句のつけようもないけど、エレアコをかきならし、バタバタとドラムをたたき、(細いながらも)熱い声を上げるこちらに、より「青春」を感じるのだ。
曲も粒ぞろい。大名曲「ジーンズ・ノット・ハプニング」は言うに及ばず、LPで言うところのB面(7〜12曲)の流れが素晴らしい。シリアスだけど物悲しくて、胸にぐっとくる。僕の印象では、50〜60年代くらいの、モノクロのヨーロッパ映画を見るような、そんな感じ。で、最後は爽やかにフェードアウト。そしてリピート・・・。そうやって高校時代、何度LPを裏返したことだろう。
すっかり「中年」の世代に差し掛かってきた自分ではあるけれど、ときどきこのCDを聴いてはあの頃を思い出し、熱い思いをよみがえらせることにしよう・・・。
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ギターの鳴る音 |
ペイル・ファウンテンズが居なくなってからどれだけたつのだろう?あの頃、熱い思いで中野サンプラザでのライブを見た者がどれだけいるのだろうか?「フロム・アクロス・ザ・テーブル」の輸入盤についていたシングル盤を誰が聞いたことがあるのだろう?しかし、確かにあの頃から今日まであのギターの音は切なく響いている。
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発表後、最初で最後の来日も実現。 |
1stと比較してロック色は強い。
しかしマイケル・ヘッドの歌心は衰えを知らず、前作と負けず劣らず会心の出来となった。プロデュースはイアン・ブロウディ。
ホーンなどを多用し、バカラックやモリコーネを彷彿とさせるサバービアなソフトロックの香りがさりげなく散りばめられた従来の魅力に加え、
リヴァプールのバンドらしいソリッドかつメロディアスなギターが気持ちを高揚させる。
この作品を以て活動に終止符が打たれることとなるが、数年後にShackとしてM・ヘッドは帰還を果たす。

