ミノタウロスの皿
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人気ランキング : 6,660位
定価 : ¥ 590
販売元 : 小学館
発売日 : 1995-07 |
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価値観変わっちゃう |
高校生のころ何度も読み返しました。
傑作は再読に耐えるものですね。
ブラックユーモアやSFに興味がある人なら、面白おかしく読めます。
あれから、ちょうど10年。そのあいだ、いろんな小説を読んできましたが、
いまになって読み返して思うのは落語的だなあと。
当時の漫画かさんて、落語、SF、ミステリーの要素を吸収するのがうまかったんですね。
この短編って、濃密すぎます。社会風刺、人間風刺。
漫画の根本は社会、人間のありかたついての作者からのメッセージですね。
私が好きなのは「コロリころげた木の根っこ」。
これって、谷崎潤一郎の「途上」や乱歩の「赤い部屋」と同じ、確率の犯罪ですね。
高校生のころは、そんなのは知らなかったので、すごい衝撃でした。
うーん、渋い。大人の短編集です。
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大人向けの、SF(少し不思議)短編集 |
藤子先生の有名な作品、ドラえもんやパーマンなどと違い、
社会的な問題や人間の冷酷な部分を扱った作品も多く
大人向けのSF短編集です。
いろいろなタイプの短編がありますが、
基本的にブラックな作品のほうが面白かった。
表題作の最後の一コマなんてほんとに最高だと思います。
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収録作品 |
「オヤジ・ロック」
「じじぬき」
「自分会議」
「間引き」
「3万3千平米」
「劇画・オバQ」
「ドジ田ドジ郎の幸運」
「T・Mは絶対に」
「ミノタウロスの皿」
「一千年後の再開」
「ヒョンヒョロ」
「わが子スーパーマン」
「コロリころげた木の根っ子」
解説/北村想
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世にも奇妙な藤子・F・不二雄 |
藤子・F・不二雄と藤子不二雄Aは幅広い作風と深みのある持ち味を持った作家である。藤子不二雄Aの多様性は比較的知られているが、藤子・F・不二雄のヴァリエーションは意外と知られていない。ドラえもんやキテレツ大百科、パーマンのイメージが強すぎるのであろう(同路線ではポコニャンや21エモンも隠れた名作)。
この短編集は藤子・F・不二雄のダークでシニカルな面を集めた傑作。人間って…とかなり考えさせられる。なお、オバケのQ太郎の続編である「劇画・オバQ」はここに収録されている。これも悲しい一編…。
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「常識」という名の非常識 |
藤子F先生が亡くなられたとき、どこぞのバカが「彼の作品はセックスや暴力がない。ジャンプ漫画とは対極の健康的な作家」というコメントを載せてました。…このように、氏はドラえもんなど「児童向け漫画家」と思われがちですが、それがすべてでは、ない。
むしろ、他作品でも見せた「才能」の片鱗を、濃縮したのがこの短編集です。ユーモラスで冷酷、センスオブワンダーを庶民性で包み込み…そして、読者をあざ笑うかのような結末…。
とくに、今回は「ミノタウルスの皿」「自分会議」「じじぬき」など多くの傑作が収録されています。お勧めです。