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ワインカラー物語―かがみあきら選集

ワインカラー物語―かがみあきら選集 人気ランキング : 77,989位
定価 : ¥ 1,260
販売元 : 角川書店
発売日 : 2004-12
価格 : ¥ 1,260
正直、わからん。

かがみあきらの別ペンネーム「あぽ」が描いていた期間の「漫画ブリッコ」もすべて持っている。
かがみあきらが急死した翌月の同誌には、編集長・大塚英志や白倉由美なんかが、いかにかがみあきらが才能のある人物だったか、これから先に大きな仕事をする人物だったか、そして人柄が良かったかをそれはもう、事細かに書き記していた。
もし、いまも活動を続けていたら…(いまとなってはさすがに時代を感じる絵柄だが、)魅力的な人物とマニア受けするメカの両方を器用にこなし、物語も作れる…ちょうど永野護のような存在になったのだろうか。
かつて徳間や笠倉からでていた単行本は、それこそ20年近く前に入手しているが、当時のマンガを取り巻く状態を知る中リアルタイムで読むのと、今、初めてこれを読むのとでは受ける印象は大きく異なるように思える。
バランス感覚に優れた人だったからこそ、掲載誌の読者層(もちろん年齢・性別だけでなく、趣味・嗜好で区別した読者層)や、その時代を最大限に考慮して、需要を想定し、それに最大限答えるものを作品に昇華していた。
絶版となり、話題に上ることも少なくなり、消え行く素晴らしいもの(素晴らしかったもの)を語り継ぐ必要性は感じる。だが、いま、単行本として刊行して…どうなるんだろうか。
出会うべき人が出会うべきタイミングで出会ったからこその名作というものもあり、大手出版社から刊行してどれだけ正しく伝わるのだろうか。
もっとも、食指を伸ばす読者に、それほど頭の悪い人はいないだろうが。

20年の時を超えた奇跡

小学生の時、くもん出版が出していた科学少年雑誌『コペル21』で、かがみあきらの『ワンダートレック』を読んでました。パステル調のかわいらしい画となかなか本格的なSFストーリーが好きだったのですが、中学生になって漫画好きの友人に「かがみあきらって知ってる?」と何気なく聞いたところ、すでに故人になっていると言われ、ひどく驚いたのを覚えています。今ではかがみ作品はすべて絶版で、古本屋を探すしかなかったので、今回の復刊は本当に意義深いことだと思います。少年漫画と少女漫画が融合したかのようなかがみあきらの優しい線と作風は、今こそ再評価されるべきものなのではないでしょうか。

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