おぬしの体からワインが出て来るが良かろう
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宮藤官九郎さんの深さが伝わります。 |
宮藤官九郎さん作品を、「深くはないけど、まぁ面白い」「『GO』はよかったけど…」「小ネタはすごい」という程度にしか評価しない人でも、本書を読めば、彼の仕事を理解できるのではないでしょうか。もう食傷ってくらい聞くように、「小ネタ満載」とか「独特の台詞まわし」とかだけが魅力ではなく、格好よさげなことをする格好悪さ・恥ずかしさを知っているところとか、世間に迎合するのではなく、自分が面白いと思えるものを創っているところ、人や作品(自分のも他人のも)への彼の愛などが、軽い文体にもかかわらず、しみじみと伝わってきます。まだ33才だけど「日本で一番忙しい脚本家」なんて言われていて超超売れっ子なのに、全然偉ぶらず、腰が低いのに媚びるところも感じられない。素敵な人です!また、装丁デザインは「コズフィッシュ」代表の祖父江慎さん。祖父江さんといえば、本の中身を尊重し、それに合った形に造形の細部に至るまで丁寧に創り上げる方。自分を押し付けるのではなく、むしろそういった自己主張をするのを恥としている(とくにデザインはデザイナーの自己主張ではないと、祖父江さんはおっしゃっています)ようなところが、お二人に共通するようで、とても相応しいデザインになっていると思います。
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時代の寵児 |
今、日本で最も忙しいエンターティナーといえば、恐らくこの人だろう。
数々のドラマや映画の脚本を手がけ、役者として舞台や映画に出演、さらにバンドで音楽活動と……。
そのどれもが、正攻法のやり方でなく、クドカン独自の切り口でアプローチしているのが大変面白い。
「3時間ずつの睡眠時間を1日に2、3度繰り返す」(←結構寝ていることになる)という、そんな著者のエッセイ集第二弾が、本書である。
やっぱりクドカンの書く文章は面白い。
何より視点が面白い。
「普通、んなこと考えつかないでしょ!」って思うようなことを、面白おかしく書けちゃう、彼の才能は本当に素晴らしい。
しかもそんなハイパーな人であるくせに、腰が低すぎるクドカンにもうメロメロ(笑)
ゲラゲラ笑いながら、一気に読んでしまった。
クドカンが関わった様々な作品のファンならば、その製作過程の裏も垣間見えて、より楽しめるだろう。
またオマケとして、某大学病院を舞台にしたドラマで、師と自身の良心の間で揺れ動く青年医師を好演した、
"みったん"こと伊藤英明との接待ゴルフの様子も掲載されている。
伊藤氏の上記の某ドラマでの演技も素晴らしかったが、クドカン作品「ぼくの魔法使い」でアホな亭主役"みったん"を演じたことで、
私の中での彼の評価は一気に上がったものだ。
「そんなに鼻の穴を膨らませて、事務所的にはOKなのか??」
とか、いらぬ心配までしてしまう始末。
しかし、それまで極めて"誠実そう"な役ばかりやっていた彼の新しい引き出しをこじ開けたのが、
クドカンだったのだと改めて感心したのであった。
何事も既存の見方をせず、新しい可能性を探るクドカンらしさの表れなのかもしれないと思った。
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読みたい・・・。 |
前回の「私のワインは体から出て来るの」は、とてもおもしろかった。電車に乗っているのに、「くすっ」と笑ってしまったりした。
前回は、2000年の8月〜2002年の3月までだったが、今回はどこまで掲載されてるのか気になる。
あ〜早く読みたい。

