シングルモルトを愉しむ
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ずぶの素人にも |
ビール一杯で顔が真っ赤に蒸しあがる程お酒には弱いのですが、先日サントリーの山崎蒸留所を訪れウイスキーの「面白さ」に目覚めました。未だ「美味しさに」ではありません、「面白さに」、です。
蒸留所で謎めいた製造工程を見学した後、試飲した山崎12年が喉を焼きながら通り過ぎていきました。その熱に胸まで焦がされ、翌日早速購入したのがこの本です。
薀蓄系の本はなかなか読み進められない質なのですが、本書はそれぞれの知識の周りに興味深いエピソードが添えられており、初心者の私でも楽にページをめくることができました。ウイスキーの種類、製造工程、文化背景、シングルモルトの個性、などがざっくりと分かります。それから「次はこの辺りを飲んでみよう」という目星もつきました。
格好の入門書です。
これからじっくりと、ウイスキーの「面白さ」を「美味しさ」に熟成させていければ……楽しみです。
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酒屋でシングルモルトを見かけたら |
シングルモルトウィスキーを飲んで見たくなり、酒屋に行ってみたとする。昨今、ブームらしく、いろんな銘柄が並んでいる。誰しもどれを買えばよいか悩むだろう。ビールだったら上手くなければ次回は別の銘柄にすればよい。日本酒だったら吟醸か純米かなどの製法やお米の種類などである程度の推測がつく。じゃあ、シングルモルトウィスキーについてはどうだろう?一度買ったらよほどの酒豪でない限りすぐには飲み干せない。かといってラベルをぱっと見て味の推測がつくわけでもない。でもこの本を読むとある程度の推測がつくかもしれない。
グレンモーレンジが好きな私は、この本を読む前、ラフロイグなるスコッチを買ってみた。飲んでみると「なんじゃ、こりゃ〜」。著者の言葉を借りると「消毒液、!ールのようで好き嫌いの分かれるモルト」だそうな。でも、この本を読むとそれは、アイラ島のウィスキーの特徴らしい。強烈なビート臭、ほのかな潮の香り。そう理解すると、こんなのもありなんだなと思えてきた。愛着も湧いてきた。香りを楽しめるようになってきた。一方、グレンモーレンジもハイランドの特徴をよく備えているスコッチであることも理解できた。
ものごとを理解することは、ものごとの性質に影響を与える要因を明らかにすることである。ピートの香り付け、ポットスチルの形、樽の材質、生産地の気候…。それにより、あたらしいものに出会ったときでも、ある程度の推測がつくのだ。私も、これから、「こんな味のシングルモルトが飲みたい」と思った場合、積極的にそのような銘柄を選ぶことが!できそうだ。
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わかりやすく、奥深く |
新書版で出たことで、親しみがもてる内容になってます。
ボトルの写真も新しい物が出ており、コレクターにとってはうらやましい限りです。
ポットスティルも数多く掲載されていて、蒸留所を想うにはふさわしい内容です。
残念なのは、全ての蒸留所を網羅していないこと。稼働中の所は、全て掲載してほしかった。そうでなければ愉しめないではありませんか。

